豊川稲荷東京別院(東京・元赤坂)

豊川稲荷東京別院本殿前

日本三大稲荷のひとつ「豊川稲荷」直轄の別院

豊川稲荷は山号を「圓福山えんぷくざん」、正式名を「妙嚴寺みょうごんじ」といい、本山を愛知県豊川市に構える曹洞宗の寺院であり、京都の伏見稲荷大社と並ぶ日本三大稲荷のひとつです。

まつゆき
まつゆき

なお「日本三大稲荷」は東京の王子稲荷神社、岡山の最上稲荷(最上稲荷山妙教寺)、茨城の笠間稲荷神社、佐賀の祐徳稲荷神社なども名乗っているので、伏見稲荷以外はお好きなものをチョイスしてええと思います。

元は「大岡越前」で有名な、江戸時代の町奉行・大岡おおおか越前守えちぜんのかみ忠相ただすけ公が赤坂一ツ木のご自宅で日常信仰されていた分霊わけみたまを、明治になり現在の元赤坂の地に移転遷座して以降、本山直轄の東京別院となったそうです。
こちらに祀られているのは仏法を守護する善神・豊川とよかわ荼枳尼だきに真天しんてん
境内には大黒天、弁財天などの七福神や愛染明王、地蔵尊など多くの仏様がいらっしゃいます。
神道の稲荷神、宇迦之御魂神うかのみたまのかみのご神使といえばお狐様ですが、仏教の稲荷はもともとインドのダーキニーが起源と言われています。
さらに元を辿れば土着信仰の女神と考えられておりますが、インド仏教やヒンドゥー教に取り入れられることにより、人を害する魔女・女夜叉の種族を指すようになりました。
すっ裸で虚空を駆け回り人間の心臓を食べていましたが、大黒天に調伏された後仏法に帰依し、その守護神を意味する「天」となりました。
つまり昔ブイブイ言わせてた「元ヤン」のオネーサンが頭張ってるわけです。
日本の稲荷信仰との神仏習合を経てバイク…じゃなく白狐に跨り、鉄パイプ…じゃなく稲穂を担いだ元ヤ…天女の姿となり、今に至ります。
いね」を「にな」うので「稲荷いなり」と呼ばれているわけですね。

豊川稲荷東京別院はテレビ局などが近いからか、芸能人も多く参拝に訪れており、境内に奉納されている赤提灯には見知ったお名前も多くあります。

まつゆき
まつゆき

ちなみに僕がお詣りに行くとオペラ歌手・タレントの森公美子さんのご供物がよく先に献げられていました。

豊川稲荷東京別院に祀られている仏様のご利益は?

稲荷らしく商売繁盛・家内安全などのご利益がありますが、個人的に豊川稲荷東京別院で僕が優先してお詣りするのは以下です。

・ご本殿・奥の院(豊川荼枳尼真天)
 お礼や仕事の相談など、メインのお詣りはこちらで
・弁財天(芸事)
 主に推しの健康と発展とチケット運を
・宇賀神王(衣食住)
 その月も衣食住に困らなかったお礼を
・太郎稲荷(肩腰関節)
 座り仕事の僕の肩腰首への加護祈願を
・徳七郎稲荷(対人関係)
 会社での円滑な人間関係を祈って

その他にも、

・愛染明王(恋愛結婚良縁)
 いかつい顔したキューピッド
・叶稲荷(縁切り・因縁避け)
 仕事の速さに定評がある悪縁ぶった斬り稲荷
・融通稲荷(金運融通)
 金回りを融通してくれるお守り「融通金」を貰いに
・身代わり地蔵尊
 何かあった時にはお願いします……
・招福利生大黒尊天(金運・除災招福)
 5000億円欲しい!!!!!

など、様々な現世のご利益があるので、お近くの方は一度訪れてみてはいかがでしょうか。

なお僕のイチオシポイントはパッションとリズム感あふれるライブ(ご祈祷の読経)です。
お詣りしている時にご祈祷が始まるなどで本殿アリーナで聞けたときはテンション爆アゲですがあまり連れには理解されません。


所在地:〒107-0051 東京都港区元赤坂1-4-7
アクセス:
東京メトロ銀座線/丸の内線「赤坂見附駅」(B出口)から徒歩5分
東京メトロ有楽町線/半蔵門線・南北線「永田町駅」(7番出口)から徒歩5分

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